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第一章 はじまり ②

 スプリット市のある図書館。
 ここに来る人は少なく、赤レンガに蔦のはった外壁は、橙色の西日を浴びて一層寂しく、古びて見えた。

 「まだ貸出、返却処理を行っていない方はすぐに・・・」と館内では閉館を知らせる放送が流れていた。しかしそれを聞いている人は司書の他には一人しかいなかった。
 本棚の角にあるイスに座って本を読んでいた、量の多い金色の髪を下の方に二つに結んだ少女は、放送に気が付いてやっと本を閉じた。それから手に持っているのと足元に置いてあった本を抱えてカウンターに向かった。
 どんっと重い音をさせてカウンターのテーブルに置く。本は全部で五冊。どれもコンパクト化した国語辞典並みの厚みがある。
 「あら、あなたならこの本はもう読んでいたと思ってたわ」
貸出処理で日付スタンプを押しながら、図書館員は気さくに声をかけてきた。
  「うん、今まで読もうと思ってたんだけど他にも読みたい本がいっぱいあって」
そう言って差し出した貸出カードには“シュナ=ヴァンデルテ”と書かれていた。
 シュナは重たい本をバック入れ、抱えるように持って閉める準備をしている図書館を後にした。


 「ちょっと借りすぎたかも」
手には重たい五冊の本に、背中にはだいぶ使い込んである深緑に茶色のラインが入ったスクールバッグを背負っていた。学校帰りに直接来たのがまずかったな。家まで遠いのに歩かなきゃいけないや。そんなことを思いながら車が三・四台しか通らない道を歩いていった。
 適当にコンクリートを敷いたような道路は数本しかなく、ちょっと北に行くと、道の周りは見渡す限りの畑が広がっている。ぽつん、ぽつんと家が建っているぐらいだった。



to be continued……

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| Children | 13:28 | comments:4 | TOP↑

COMMENT

どうも、如月です。
この間は俺の作品のコメントしてくれてありがとう。
ろくでもないもの書きですがお願いします。
さてBIRDを読ませて貰いました。
うーん、女性らしいというか繊細で綺麗な言葉遣いですね。俺のとは全然違います。
短いわりにはよく出来ていたと思います。
ただなんだろう、コンセプトというかテーマをしっかりと決めて、ちゃんと終わらせるともっと良かったかなぁ、と。
まぁ。素人もの書きの意見なので無視してくれて構いませんよ。
では。

| 如月龍 | 2006/07/24 22:29 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます!

テーマですね・・・。
なんだか書いているとだんだん「ぁれ、私結局何言いたかったんだ?」って
ことがあるんですよねぇ~(←読みきりなのにダメじゃんっ!
『Children』はそぅいうことがないようにしたいです^^

| 神楽崎 ゆう | 2006/07/25 00:47 | URL | ≫ EDIT

先日は訪問&コメントありがとうございました。
ぱんだもえです。

なんだか良い雰囲気ですねえ。
夕暮れ、赤レンガの古びた図書館・・・
情景が目に浮かぶようですよ。

この先の展開が気になります。
またここに立ち寄らせて頂きますね。

| ぱんだもえ | 2006/08/04 12:00 | URL | ≫ EDIT

ぱんだもえさん>

訪問&コメントありがとうございます(><)
いやはや、他の方のブログに行って見るのも、知り合いができて嬉しいことですね♪
(ん?日本語が変・・・)

わたしもぱんだもえさんのブログに遊びにいきますね!

でもって、私もイラスト載せれるように頑張らんと・・・汗

| 神楽崎 ゆう | 2006/08/04 12:06 | URL | ≫ EDIT















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